ヨーロッパ・ドライブ体験記 「イタリア」Part2

移動距離と体感距離について

レンタカーを返却時に確認したところ、走行距離は1597KMでした。実質、車で移動したのは5日間なので、1日平均、330KM。Google Mapで東京用賀を起点にしてみると、東は福島市まで310KM、西は名古屋の中央部が330KMです。
 国内でこんな旅行(ドライブ)はあり得ないですね。体感的には日本の高速道路を走っているよりも距離を感じることなく、あっという間の長距離移動といった感じです。
 総じて走りやすかったですが、その一番の理由はカーブが少ないこと。クルーズコントロール(自動速度制御)にしてハンドルに手を添えていれば、距離はどんどん稼げるという印象です。
  

高速道路(アウトストラーダ)事情について

追越車線は、右?左?  イタリアでドライブするまで、走行車線と追越車線の違いは考えもしませんでしたが、中央寄りが走行車線で、外側が追越車線なんですね。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、海外の右側走行の高速道路を経験したことがない日本人は味わうことのない感覚だと思います。

速度制限
 高速道路(Autostrada)の所々で工事による一時的な(慢性的?)最高速度制限があり、速度が80~100KMに制限されていましたが、高速道路の一般的な最高速度は110KM (新東名のような感覚)であり、あまり距離感を感じなかったのかもしれません。
 以前、オーストラリアでドライブし、帰国後に違反切符が届いたこともあり、最初のうちは区間制限速度を守るように走っていたのですが、トラックやキャンピングカーなど色んな車が走っているなか、遅い車に速度を合わせているほうが疲れてしまいます。結局、のんびり走っていられない性格ということですね。(イタリアから郵便で違反キップが届いたら、別の機会に報告します。)

あおり運転?
 そんなこともあり、110KM、時にはそれ以上のスピードで走っていましたが、後続車は容赦なく近づき、「邪魔だ!」とのシグナルを発し、猛スピードで追い抜いて行ったかと思うと、ウインカーを出さずに走行車線に戻っていきます。それも1台や2台ではなく、それが礼儀であるが如く、普通の光景。最初のうちはそんな運転に戸惑うこともありましたが、慣れは怖いもので、気がつくと私もイタリア人ドライバーに同化していたようです。
 一方、そんな運転をするということは、常に周囲の動きを注視している訳で、出しているスピードとは裏腹に、本当は非常に繊細な心で運転しているのでしょうね。

トラックは多くて、デカい
 驚いたことの1つは、トラックの大きさと交通量が多さ。
 3-4割は大型トラックだったような印象。(実際は2割に満たないかもしれません・・・)
 そして、なんといってもトラックが大きいので、道路幅いっぱい、時には車線をはみ出しているようなトラックが普通に、それも結構なスピードで走っています。
 そのトラックを左ハンドル車で左側の追い越し車線から追い抜くのですが、左ハンドルで右のサイドミラーを見ることに慣れておらず、道路の左ラインを頼りに走りますが、大きなトラックを追い越すときの車間は狭く、110KMを超えるスピード感とともに、結構ビビりました。
 それにしても、イタリアで長距離を走り続けるトラックドライバーの運転技術は凄いと思います。

料金所事情
 結論としては、カードが承認されないし、言葉は分からないので戸惑うばかり!
 イタリアの高速も日本と同様、ETCカードのような仕組み「Telepass」がありますが、旅行者のレンタカーには無縁な話し(イタリア人もそんなに使っていない様子)であり、逆にそのレーンに入らないように注意しなければなりません。事前の下調べにより、料金所ではクレジットが使える「Carte」と現金払いが併存するラインを目指しましたが、結果的にはカード支払いラインに入っても、カードが使えなかったケースの方が多かった印象です。
 カードをかざしてモタモタしていると、スピーカーからは恐らく現金払いを促す声がしたり、時間がある程度経過すると、支払いが完了しないままゲートが開きます。
 そんなこともあり、イタリアの料金所はどこもちょっとした渋滞状態。
「高速が無料で走れた???」
そんなことはないようで、ネット上で自分の車の請求を確認して支払うか、国際郵便で請求書が届くとか。ネット上のサイトにアクセスを試みたのものの到達できず、今のところ、通知が届くのを待っている状態です。遅延すると延滞料が掛かるとか、料金を支払ったにも係わらず同じ請求が届いたという情報も目にするのですが、今は手が打てず様子見をしている状態です。高速料金の支払いについて、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非、お聞かせください。
 なかなか本論に行きつけませんが、これからもマイペースで発信を続けていこうと思っています。

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この記事を書いた人

KUHIS 共同代表。自然をこよなく愛し、国内は道東・道央、沖縄の離島が好き。20代の頃はカナディアンロッキーをドライブしたり、オーロラを観たくてアラスカに行ったり。
SNSは眺めるだけでしたが、写真とともに発信にチャレンジしていきます。

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